仕事の後、AleとNicoと一緒に、サンフランシスコにあるユダヤ博物館 Jewish Museumへ、『Chagall and the Artists of the Russian Jewish Theater, 1919-1949』展を観に行く。職場があるオークランドからサンフランシスコまでは、フェリーが運航しています。
シャガールの絵を観るのは、たしか大学以来。人間くさいどろどろとした生命力、そして「矛盾に生きる覚悟」を、彼の絵から感じる。シャガールがユダヤ人だと、今日初めてわかった。
AleとNicoに、ヨーロッパの芸術についていろいろと教えてもらう。本で読んで知ることとは違って、実際にその文化で育った人から話を聞くと、芸術とは確かに「生きている」だと実感できる。
彼らと話していつも感じることは、芸術や食事、そして特に会話を大切にして生きていること。他のイタリア人がどうかは分からないが、このように生活の豊かさを追求する強い姿勢が、イタリアが人類の歴史で唯一、二度の文明の繁栄(ローマ/ルネッサンス)を成し遂げることができた原動力だったのでは、と思えてくる。
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