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May 16, 2012

「生きている地球レポート(Living Planet Report) 2012」

「生きている地球レポート(Living Planet Report) 2012」が、5月15日に発表されたました。同レポートは、WWF、ロンドン動物学協会、そして私が所属しているグローバル・フットプリント・ネットワークが2年毎に共同で発行しているもので、1)私たち人類の活動による地球環境に対する影響、そしてそれに伴う2)地球規模の生物多様性の劣化の現状を、「エコロジカル・フットプリント」および「生きている地球指数」等の指標をもとに数値化しまとめたもの。


今回の分析では、人間活動による自然資源(再生可能な資源)への需要(つまりエコロジカル・フットプリント)は1961年から倍増し、2008年度には地球1.5個分の資源が私たちの生活を支えるために必要となっていることを明らかにしました。(図左)

国別にこのエコロジカル・フットプリントをみていくと、自然資源の利用は国によって大きく異なります。わかりやすい例として、「もし世界の人々が**の国と同じ生活すると、地球が何個必要になるか」と捉えると、アメリカ合衆国だと地球が4個分、日本だと2.3個分、そしてインドだと0.5個の地球が必要となる計算です。つまり自然資源が不平等に配分されている現状を示しています。(図下)



LPR2012g.gif



今後の世界的なエコロジカル・フットプリントの動向を予想するためには、経済発展が著しいBRIICS (ブラジル、ロシア、インド、インドネシア、中国、南アフリカ)諸国の動向がポイントとないます。下記の図は、アメリカのエコロジカル・プリント値を100%とし場合の、BRIICS諸国のフットプリントを、円の相対的な大きさで示し、それをさらに消費項目別で表しています。






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