エコロジカル・フットプリントに関してはこちら(ブログ内リンク)
英語喉に関しては、私のもう1つのブログ「英語喉物語」
私の近況または写真フェースブックをご覧ください。

Jun 20, 2012

マーティス・ワケナゲル Mathis Wackernagel

前回の記事で書いたように、私のボス・マーティス博士が2012年度の「ブループラネット賞」を受賞致しました。(以下、いつのもように”マーティスさん”で)

2006年にマーティスさんの著書「エコロジカル・フットプリントー地球環境持続のための実践プランニング・ツール」をはじめて手にしたとき、その視覚的な分析方法に衝撃をうけ、「マーティスさんと将来一緒に仕事をするのだぁ!」と周りの友達に興奮して話していた頃から早7年。同志社大学の和田先生の後押しもあり、現在、こうしてマーティスさんのグローバル・フットプリント・ネットワークで研究者として働いている。
(写真真左 2006年「マーティス・ワケナゲル来日講演会(東京)にて)

マーティスさんと一緒に仕事をしていて、何が一番うれしいかといえば、それはまったく「垣根」がないという点。年齢や国境の違いをまったく感じさせない。
意識的にそうしているのではなく、「そんな違いなんて考えたことないなぁ」といわんばかりに、いつも子犬のような目で世界を見ている。(左写真:2008年、研究所メンバーと夏季休暇)




3年前、英語で研究生活を送ることに不安を抱えている自分を、いつもユーモアいっぱいで励ましてくれた。「信じてくれた」というほうが正しいかもしれない。マーティスさんと話していると「時間を超越」した”何か”を感じる。なぜか未来を信じることができる。今日の不安が未来の”可能性”につながっているようで、そして、そこにユーモアを育てる”余裕”をあたえてくれて。
(左写真:2011年「ハローウィーンパーティ」)

「ブループラネット賞」が決まっても、マーティスさんはまったく変わらなかった。笑いながら、両腕を自転車をこぐようにぐるぐるまわす「マーティス・ダンス」をしながら、次のプロジェクトのことをユーモアいっぱいに”語る”。 「ブループラネット賞」で寄与された「3千万円以上の賞金」は、全額グローバル・フットプリント・ネットワークに寄贈した。エコロジカル・フットプリント分析の更なる普及に役立てたいからだよ、とまた笑う。「持続可能な発展」に繋がる今日の行動が、笑うことが、そして未来を信じることが、賞金以上の価値があるのだよ、と教えてくれるように。

こんな尊敬できるマーティスさんと一緒に仕事ができる自分は、なんて幸せものなのだろう、と思う。そんなマーティスさんが「ブループラネット賞」を受賞することが、本当にうれしい。マーティスさんの見る「未来」に、少しでも手助けできるようにこれからも頑張って”生きていきたい”。


おめでとう、マーティス
そしてどうもありがとう。

2012年6月
伊波




(参考)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


No comments: