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Feb 15, 2009

コーヒーショップでの翻訳作業=500円

今日も、いつものコーヒーショップへ。

部屋ではなかなか集中できないたちなので、コーヒーショップで研究(勉強)することが多いです。この習慣はアメリカに初めて来た10年前から続いています。以前ならコーヒー一杯(100円)で朝の9:00から夜の10;00まで粘るとてもよくないお客さんでしたが、最近はなんとモカ350円ので始まり、6時間以上長居する時には追加のティー(150円)までオーダするという、少しは大人のお客(?)になっています。

余談ですが、沖縄(読谷村)にいた10年以上前は、近くにある読谷村のリンリンくらいしか... 勉強できる所がなかったので、とても困っていましたが、現在はスターバックスコーヒーができ、なぜか自分の場所ができたようでホッとしています。

今日の目標の課題であった「エコロジカルフットプリント分析手法の手引き(仮)」の翻訳の第一ステージ(直訳レベルでの翻訳)をなんとか終了。今後は、1)日本語らしい表現へ修正、2)新しい専門用語に適切な日本語表現をみつけ語彙の統一をはかる、そして3)第三者に最終チェックという流れを踏まえて、今月中には最終原稿を完成させたい。

この「エコロジカルフットプリント分析手法の手引き(仮)」を翻訳しようと思った理由は、日本の研究者や大学院生がもっと積極的に、エコロジカルフットプリント分析の精度向上に参加できるように、最近の研究動向や課題を網羅した基礎的な資料を提供するためです。

僕の個人的な感想ですが、アメリカ人(西洋人)の研究者は、大きな枠組みを作る能力、そしてそれを普及させる政治力またはビジネスセンスはすごいのですが、研究手法の精度向上など「職人的」な要素が必要な作業には少し荒さを感じます。つまり日本人の研究者の腕の見せ所です。

エコロジカル・フットプリント分析も、今後はまさに「職人的」要素が必要となる、1つ1つの定義の統一、データの精度向上等、多くの日本人研究者が参加できる大きなチャンスが潜んでいます。

もし、エコロジカルフットプリント分析に興味のある方が今したら、個人的にメールを送って頂ければ、詳しい情報を提供致します。
お気軽に連絡してくださいね。

メールアドレス;katsunori.iha@gmail.com

また、ガイドブックと呼ばれるエクセル上での実際の計算プロセスを説明した文書があり、当初はそれも翻訳する予定でしたが、辞書的な要素が強い文書なので、それを単に日本語に翻訳するよりも、フローチャート形式で視覚的に説明する方が、新しく研究に参加する人にとっては有意義だろうと思い、現在、ガイドブックの図表版も作成中です。これも2月中に作業を終え、エコロジカル・フットプリント・ジャパン を通して公表できたらと考えていますよ。楽しみにしてくださいね。

個人的には、まず沖縄県が、エコロジカルフットプリント分析の先進県として、同分析手法を環境政策に積極的に導入していくように、県の環境関係の研究者の方々と連携をとっていきたいと考えています。

そして、日本にエコロジー経済学、そしてエコロジカルフットプリント分析を普及させ日本が環境先進国として、アジアをリードしていくことが、僕の今後の大きな目標の1つです。

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