今回の学会で、すてきな出会いがあった。東京農工大名誉教授である浜田竜之介先生との出会いだ。
浜田先生は、土壌の価値を再認識するための基盤的なデータ収集・集積するための枠組み作りとして「Natural Resources Inventory (NRI)」を国際的に普及させるために、世界各国を飛び回っている。今回の会議の10日前には、なんとアフリカのガーナで行われた「国際影響評価学会 (IAIA) 年次大会」に参加していたそうだ。
情報の欠落は関心の欠如をもたらす。公共性のある資源である土壌の価値を再認識するためには、このようなインベントリーは必要不可欠である。閉鎖的な生態系に対し無限に投入される太陽エネルギーを最大限に生かす:Solar Energy Incorporation Maxim (SEIM)ことを最終的な目的としており、私も強い関心がある分野である。
個人的には、フットプリント分析の課題の1つである等価係数;Equivalent Factorの計測を向上させるために、NRIの考えを応用することはできないかと考えている。
浜田先生の研究に対する情熱とそれをうれしそうに語る目をみて、自分の目指す「理想の研究者」のイメージが、さらにはっきりとしたものになった。少しでもそのイメージに近づけるように、1日1日を大切にしながら努力を重ねていきたい。
PS:浜田先生と握手をした瞬間「沖縄のヤンバルで、浜田先生を含めた数人でキャンプをしている映像」がでてきた。新しい幸せの種。
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