坂本龍一 Playing the Piano North America Tour 2010

去った11月3日、坂本龍一氏のサンフランシスコ公演「Playing the Piano North America Tour 2010」に行ってきました。コンサートからだいぶ時間が過ぎているにも関わらず、あの時のまるで水の中に自分の存在がとけ込むような感覚が忘れられません。アンコールで、大好きな「Merry Christmas, Mr. Lawrence」を坂本龍一氏が弾き始めた時「地球っておもしろい所だなぁ」としみじみ。

iTuneストアから、コンサートでの曲を購入する事ができます。

個人的にはHibariがお気に入り。コンサートでこれを聴いている時、小学校の校庭で、放課後みんなでサッカーをしている光景が浮かんだ。記憶と現実の境界線を行き来しているような不思議な感覚になる。

以下、Wikipedia「アウト・オブ・ノイズ」にあるHibariの解説文より：
hibari
作曲：坂本龍一
ピアノ曲。元々、即興で弾いたピアノのフレーズのループを、さらにコピーして少しだけ長さを変えたフレーズが同時に鳴るようにしている。少しずつずれ、最後に合うように終わる。曲名は日本の「ヒバリ」を意味している。坂本がお気に入りのピアニストであるグレン・グールドが、夏目漱石の「草枕」の大ファンで、彼が草枕を元に曲を書こうとしていたかもしれないという話を聞き、草枕の冒頭にヒバリが声を出して飛び立つシーンが音楽的と思い、名付けた。坂本はレコーディングの合間に草枕を読んでいる。