アース・オーバーシュート・デー(Earth Overshoot Day):9月27日(火)
アース・オーバーシュート・デーとは「人類の生活が地球の生物生産力(バイオキャパシティ)を超えてしまう、つまりエコロジー的な収支のバランスが赤字になる日」として定義され、今年のアース・オーバーシュート・デーである 9 月 27 日から 12 月 31 日までは、地球が人間に提供できる資源を超えて消費をしてしまう状態、つまり生態学的な借金を重ねていると解釈することができます。
グローバル・フットプリント・ネットワークでは、人類が直面している地球規模のエコロジー問題をより多くの方々に理解して頂くことを目的としたキャンペーン「アース・オーバーシュート・デー」を、毎年開催しております。ぜひ同キャンペーンを新聞記事として掲載していただき「人間と自然」の共生の道を考える契機になれば幸いです。
尚、キャンペーンの詳細は下記のPDF または、グローバル・フットプリント・ネットワークのウェーブページでご覧いただけます。さらに、エコロジカル・フットプリント分析に関するご質問等がございましたら、お手数ですが、直接、伊波まで日本語で問い合わせて頂ければ、早急に必要な情報をご提供いたします。
(伊波克典 katsunori@footprintnetwork.org)
報道発表(英語)
メディア用背景解説記事(英語)
グローバル・フットプリント・ネットワークのウェブページ(英語)
同キャンペーンにご興味のある他のメディアの方をご存知でしたら、どうぞご自由にこのブログ記事を転送してください。この記事内のすべて のリンクはオープン・リンクですので、出典を明記していただければ、個人的なブログまたはフェースブック等のソーシャル・ネットワークに掲載してもかまいません。
それではどうぞ宜しくお願いします。
グローバル・フットプリント・ネットワーク研究員
伊波克典
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(参考) オーバーシュートとは
エコロジカル・オーバーシュートは、ある国の総エコロジカル・フットプリントがその国のバイオキャパシティを超過したときに起こる。地球規模のオーバーシュートは、人類の生態系に対する需要が地球上の利用可能な生物生産力を超過した場合に起きる。原則として、オーバーシュートは地球上の生命を維持する生物資源の枯渇と、または汚染物の蓄積をまねく。
人類は1980年頃に初めてオーバーシュートの状態に入り、それ以来オーバーシュートの総額は増加し続けている。累積したオーバーシュートは「生態学的負債」と呼ばれ、森林破壊、魚類個体群の減少、そして大気中の二酸化
炭素の蓄積などがその具体例である。
上記、WWFジャパン「エコロジカル・フットプリント・レポート・日本2009」より
*同レポートはグローバル・フットプリント・ネットワークとWWFジャパンの共同プロジェクトとして発行されたものです。
エコロジカル・フットプリント分析に関する「概念および最新の動向」は、こちらの記事をどうぞご参照下さい。
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