2曲目が(やっとこさ)形になりました。タイトルは「The Orbit of Life」
20年前に弟が生まれた日に作曲した曲を、Cubaseのソフトを使って再アレンジしたもの。結果的に2つのバージョンに育ちました。
「The Orbit of Life」
ピアノ・バージョン
カホン・バージョン
(カホン=ペルーが起原とされる箱型の打楽器)
20年前に作ったときには「心臓の鼓動」「受精の瞬間」「命が育つ”暗闇”」の3つのイメージが頭の中で混ざり合ってひとつの世界を形作っていました。特にNHKスペシャル「脅威の小宇宙:人体」で観た「受精の瞬間」。受精の瞬間って、化学反応でダイアモンドのようにきらきらと波打つように光り輝くのですよ!それがエンディングで表現したかった/触れてみたかったイメージ。生命の情報(DNA)がらせん状に絡まりながら、宇宙の暗闇へと入道雲のように伸びていくイメージ
おおっ、試しにYoutube動画をチェックしたら、あった!!(3分30秒より)
今回アレンジしている過程で、「アフリカの大地」と「惑星がお互いに影響し合いまわっている」イメージがむくむくと成長し、前者がカホン・バージョン、後者がピアノ・バージョンとなって現れました。頭に出てくる映像を音として表現する過程はとてもおもしろい。まるで心の中をふあふあと旅しているような、過去や未来をスーと行き来しているような不思議な感覚を覚えることができます。
この曲と向き合うことで、自分たち家族にとって弟の存在がどれだけ大きなものだったのか改めて確認することができました。彼が生まれたことにより、家族の繋がりが生まれ、深まり、そして成長していくことができたと思います。曲のタイトル「The Orbit of Life」にその思いを託しています。生まれてきてくれて、どうもありがとう。
完璧にイメージを”つかむ”ことはもちろんできることではありませんが、Cubaseの機能を一日でもはやく覚え、Cubaseを「まるでメモ帳にアイディアを書いているような気軽さで使えこなせるように」なりたい。そうすれば後は、自分のイメージに触れ、形付け、そしてそこに帰っていくことができる。1~2年後に、前回の「Faith」そして今回の「The Orbit of Life」と、もう一度向き合い、”その場所に”少しでも近づきたい。
次は、がらっと路線を変えブルースっぽい曲を作曲する予定。目標は、1)一つ一つの音にEffectをいれてより本物に近い音にすることと、2)臨場感を出すために細かな音量調整を行うこと、3)そして無音をうまく使うこと!
No comments:
Post a Comment