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Aug 24, 2009

日記ですね

産業連関分析がらみで、現在参加しているプロジェクトは、カナダ・オンタリオ州:Ontarioとエクアドル・キト地方:Quito。

執筆がらみだと、アラブ首長国連邦のフットプリント計算をまとめたテクニカル・ノート。さらに経済協力開発機構(OECD)加盟国29ヶ国(アイスランドを除く)を含む40ヶ国の産業別フットプリントおよび消費- 土地利用マトリックス表 (CLUM)の推計方法をまとめた論文の推敲。

そして今日から、個人のエコロジカルフットプリントを推計できる「個人診断クイズ: Personal Calculator」の世界版のプロジェクトに参加。私の担当は、ずばり日本!(その他にも、南アフリカ、ブラジル、インドを含み10ヶ国前後を計測予定)

これで、
1) 国際フットプリント勘定:National Footprint Account
2) 産業別(最終需要別)フットプリント
3) 地方レベルのフットプリント分析
4) 消費- 土地利用マトリックス表 (CLUM)
5) 個人診断クイズ
とエコロジカル・フットプリント分析を「大きな川」のように例えるならば「上流から下流」を一通り経験した事になる。

それぞれの独立した計算フローチャートが、頭の中で「大きな地図」のように重なりあってきました。どこの前提条件をかえれば、下流におけるどの部分に影響を与えるか、それぞれの関係性をはっきりと把握でき、紙と鉛筆でブレインストーミングしているだけで楽しい。

秋以降、これまでの経験を生かし、自分の大きな目標の1つである「国際フットプリント勘定の精緻化」に働きかけていきたい。分析の課題は幾つかありますが(1)、まずは地域間産業連関分析:Multi-Regional Input Output Analysis (MRIO)による貿易関連のフットプリント(2)の向上が第一のテーマ。

話は大きく変わって、Mendeleyとdropboxの組み合わせも最高ですが、2009年度・8月時点でもっとも大きな出会いは「Moleskineの手帳」。過去の記事をチェックしてみると4月頃から使い始め、現在3冊目。いろいろ書き方を工夫していくのが好きで、昨日の自分を「よじ登っている感覚」がいい。ユーチューブでも多くのMoleskine愛好家が「おもろー」活用法を魅せてくれます。



参考文献:
(1)
(2)
Peters, Glen P. Opportunities and challenges for environmental MRIO modelling: Illustrations with the GTAP database. Science And Technology: 1-26.
Tukker, Arnold, Evgueni Poliakov, Reinout Heijungs, Troy Hawkins, Frederik Neuwahl, José M. Rueda-Cantuche, Stefan Giljum, Stephan Moll, Jan Oosterhaven, and Maaike Bouwmeester. 2009. Towards a global multi-regional environmentally extended input–output database. Ecological Economics 68, no. 7: 1928-1937.
Wiedmann, Thomas. 2009. A first empirical comparison of energy Footprints embodied in trade — MRIO versus PLUM. Ecological Economics 68, no. 7: 1975-1990.

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