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Jul 24, 2011

夢が現実になった日

今日は、サンフランシスコにあるCalifornia Institute of Integral studies でエコロジカル・フットプリントに関する講演。これまでにも何度か研究に関する講演はしたことありますが、その殆どが研究者に対するもので、今回、はじめてアメリカの一般の方(大学生)発表する機会を頂けました。

実はグローバル・フットプリント・ネットワークに勤務してからの1つの夢だったんですよね。アメリカの一般向けの講演を”一人で”することが。自分が研究したことを自分の声で伝えたい、と。英語喉をはじめて1年。まだまだ完全とは言えませんが、そろそろ挑戦してみてもいい時期では、と考えている矢先にマネージャーから声がかかったので、よっしゃーという気持ちではじけました。いうならば、わくわく51%不安49%のベストコンディション。

今回講演を依頼された大学のクラスは、25-65歳と年齢に幅があるだけでなく専門がそれぞれ違う生徒達。アメリカで特に「うらやましいなぁ」と思えるのは、こうして年齢に関係なく学ぶ環境があること。本来なら、これが普通だと思うんですよね。講演中も、私よりもずっと年齢の上のおばあちゃんが、”うれしそうに”にこにことメモをとっている姿がとても印象的だった。それに、それぞれの専門からポイントをついた質問をポンポンと投げてくれたりと、とても一体感の感じる時間を過ごすことができました。最近よく使う表現ですが「帰って来た」という気持ちになれた。とくに冗談をいって笑ってくれると最高な気分になる。

もちろん今日がはじまりで、これから多くの場数を踏みながらどんどん成長していきたい。どうしたら、もっとメッセージを分かりやすく伝える事が出来るのか。どのように観客の意見や質問も、一体感を保ちながら育てていくことができるのか、など。まわりに参考になる人がたくさんいるので(一般的にアメリカ人は発表がうまい)学ぶ事多し。これからも積極的にチャンスをつかんできたい。

やっぱり研究発表(講演)と実際の研究がうまくバランスを保ちながら進んでいるのが一番だと思う。アウトプットすることでインプットの質が高まるし、常に現実と接することで研究の意義を再確認することにも繋がる。

あっ、そうそう今回のプレゼンでは初めてPreziというソフトを使った! Preziはプレゼン全体を一枚のマップのように使え、その中をカメラがズームイン、ズームアウトしながら進み、まさに「森をみながら木々について語る」ことができるツール。5〜6年前からこのようなソフトが出るのを待っていたんだよね。これで、それぞれのトピックの関係性をしっかりと聞き手に伝える事ができる。

Prezi homepage(英語)http://prezi.com/
Prezi(日本語マニュアル)http://dev.screw-axis.com/doc/prezi/

下記はPreziを使ったプレゼンテーションの例『James Geary Mixing Mind and Metaphor@TED』

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