研究の方は、年明けから2週間が過ぎ個々のプロジェクトも順調に進んでいます。サンフランシスコに引っ越してから、まだ自分の部屋にインターネットを繋げていないため、だいぶ更新が途絶えてしまいました。
ちょっと遅くなりましたが、毎年行っている「個人的なニュース(2009年度版)」を、今回は研究を中心にまとめてみました。
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「個人的なニュース(2009年度版)」
Global Footprint Network
まず、経済協力開発機構(OECD)が2009年度版の産業連関表を発表したことに伴い、2008年度に作成した環境拡張型産業連関分析を利用したエコロジカル・フットプリント分析のモデルをさらに拡張することができた。これで、同一の計測フレームで40ヶ国の産業別/最終需要別/家計消費別フットプリントの測定することが可能になり、産業構造と消費パターンを考慮に入れたを比較分析の精度を高めることができた。
今年もどうぞよろしくお願い致します。「個人的なニュース(2009年度版)」
Global Footprint Network
まず、経済協力開発機構(OECD)が2009年度版の産業連関表を発表したことに伴い、2008年度に作成した環境拡張型産業連関分析を利用したエコロジカル・フットプリント分析のモデルをさらに拡張することができた。これで、同一の計測フレームで40ヶ国の産業別/最終需要別/家計消費別フットプリントの測定することが可能になり、産業構造と消費パターンを考慮に入れたを比較分析の精度を高めることができた。
さらに、エクアドル(キート)カナダ(オントリオ)、ポルトガル(カスカイス)プロジェクトを通して、地方のフットプリント分析の枠組みも固める事ができた。アラブ首長国連邦のに参加できたことも大きい。経済統計資料の整備が整っていない同国で、どのように分析を進めて行くべきか学ぶ事ができた。ちょっとしたサプライズは、私も参加した個人のフットプリントを測定す「個人診断クイズ」がCNNニュースで取り上げられたこと。
個人的に興味がありこれまで研究プロジェクトに使用してきたビジュアリゼーションのテクニックが、研究所内に浸透し仕事の一部になってきたこともうれしい。今は、ビジュアリゼーションは、研究対象の一部だと認識していきたい。
学会、講演会、勉強会
さまざな学会や講演会に参加することができ、視野をひろげることができた。5月にワシントンDCで3日間にわたり開催された米国エコロジー経済学会(United State Society for Ecological Footprint)の会議では、専門の異なる研究者が共通のゴール(持続可能な社会)を目指すことの喜びを確認できた。尊敬するハーマンディリ教授の講演会も強く印象に残った。(1, 2, 3)
7月には大阪大学で行われた国際会議「持続可能社会への移行戦略 〜循環型社会構築に向けた国際研究イニシアティブ」に参加した。同会議で特に印象に残ったキーワードは「産業物質代謝:Industrial Metabolism」(1,2, 3)
バークレー大学の春学期(1~5月)には、聴講生としてRichard Norgaard教授の「エコロジー経済学」を受講し、エコロジー経済の歴史と、「共進性:co-evolution」理論を学ぶ事ができた。「答えより多い疑問」の中で理論を構築していくことの難しさを改めて認識し、その中で研究を進めていく覚悟を固めることができた。
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以上の経験を通して、これからの研究のキーワード「共進性: Co-Evolution Theory」「産業物質代謝: Industrial Metabolism」「ビジュアリゼーション: Visualization 」が見えてきました。
つまり『産業物質代謝を共進性の観点から分析し、持続可能な発展に社会がシフトするための方向性を探る。エコロジカル・フットプリント分析、産業連関分析は「産業物質代謝」を測定し、ビジュアリゼーションは研究結果を立体的に示すためのツールとしての位置づけ。』
これで昔から漠然と抱き続けてきた「自然から学びたい」という思いと、研究を結びつけることができました。
このように、2009年度も多くの「気づき」を持つ事ができたのも、
個人的に興味がありこれまで研究プロジェクトに使用してきたビジュアリゼーションのテクニックが、研究所内に浸透し仕事の一部になってきたこともうれしい。今は、ビジュアリゼーションは、研究対象の一部だと認識していきたい。
学会、講演会、勉強会
さまざな学会や講演会に参加することができ、視野をひろげることができた。5月にワシントンDCで3日間にわたり開催された米国エコロジー経済学会(United State Society for Ecological Footprint)の会議では、専門の異なる研究者が共通のゴール(持続可能な社会)を目指すことの喜びを確認できた。尊敬するハーマンディリ教授の講演会も強く印象に残った。(1, 2, 3)
7月には大阪大学で行われた国際会議「持続可能社会への移行戦略 〜循環型社会構築に向けた国際研究イニシアティブ」に参加した。同会議で特に印象に残ったキーワードは「産業物質代謝:Industrial Metabolism」(1,2, 3)
バークレー大学の春学期(1~5月)には、聴講生としてRichard Norgaard教授の「エコロジー経済学」を受講し、エコロジー経済の歴史と、「共進性:co-evolution」理論を学ぶ事ができた。「答えより多い疑問」の中で理論を構築していくことの難しさを改めて認識し、その中で研究を進めていく覚悟を固めることができた。
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以上の経験を通して、これからの研究のキーワード「共進性: Co-Evolution Theory」「産業物質代謝: Industrial Metabolism」「ビジュアリゼーション: Visualization 」が見えてきました。
つまり『産業物質代謝を共進性の観点から分析し、持続可能な発展に社会がシフトするための方向性を探る。エコロジカル・フットプリント分析、産業連関分析は「産業物質代謝」を測定し、ビジュアリゼーションは研究結果を立体的に示すためのツールとしての位置づけ。』
これで昔から漠然と抱き続けてきた「自然から学びたい」という思いと、研究を結びつけることができました。
このように、2009年度も多くの「気づき」を持つ事ができたのも、
みなさまの支えのおかげです。
研究を通して「感謝の気持ち」を示していけるように、
これからも、努力を重ねていきたいと考えています。
本当に、どうもありがとうございました。
これからも、努力を重ねていきたいと考えています。
本当に、どうもありがとうございました。
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