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May 31, 2010

これでいいのだ パート2

アパートから歩いて15分ほどの所にあるYerba Buena Gardensの芝生で、寝転がって本を読んでいたら、落っこちてきそうな程でっかくて、きれいな円形の虹が太陽のまわりにかかっていた。

今週の金曜日、6月4日から13日の日程で、イタリアに出張。フットプリント・フォーラム:Footprint Forum: Meet the Winners of the 21st Centuryに出席するためです。ヨーロッパは今回が初めてなので、また新しい視点からエコロジカル・フットプリントに関する研究を学べるだけでなく、新しい「生活」感に触れることで、文化について考える良い機会になりそうです。今後5年間の方向性を決める旅になる予感もします。いずれにしても、できるだけニュトラルな感覚でイタリアに触れてみたい。

考えてみたら、去年の大阪大学で行われた「RISS国際会議」へ出席する前も、おなじように「まんまるい虹」をみました。RISAA会議では、自分の研究にとって大きなキーワードとなる概念「Industrial Metabolism」に出会えた会議。

今日見上げた虹も、以前と同じように「これでいいんだよ」と語りかけているようでした。

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May 30, 2010

Stay hungry, stay foolish ハングリーであれ、バカであれ

久しぶりに、Appleの創始者スティーブ・ジョッブスがスタンフォード大学の卒業式での『伝説』と称されるスピーチを観る。最後のメッセージ「Stay hungry, stay foolish ハングリーであれ、バカであれ」の言葉にはっとしました。そして思い出しました。自分は夢見るバカになるために、アメリカに来たんだと。

日本語字幕がついているので、どうぞチェックしてみてください。



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May 16, 2010

「3ビート」のマップ化

週末を利用して、「英語喉」の「セクション5・3ビート」をマップ化。

こうして整理してみれば(そして練習すればするほど)、ゲップエリアの定位置化の大切さに気づく。

まだまだゲップエリアから安定して音を出せるレベルではありませんが、こうして「喉、呼吸、母音、子音、スリービート」と一通り学び、それぞれのマップを作成したので、来週から2〜3週間は、「英語喉」の本からは一旦離れ、実際の英語に触れ、自分の課題を明確にする期間にしていきたいと思います。

英語喉マップ3点セットをA4(またはA5)にプリントアウトし、持ち歩いて、”気づき”や”疑問”があるたびに、ポストイットなどで該当するキーワードに貼付けていけば、それぞれの課題が浮き彫りになり、そこをあらためて「英語喉」の本や、Kazさんの動画&ブログで常時チェックしていけば、効果的に勉強を進めていけるのではないかと、考えています。

下記は、3つのマップを「喉発音」と「3ビート」でカテゴライズしたもの。


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尚、上記記事は、私のもうひとつのブログ「英語喉物語」の抜粋記事です


May 12, 2010

尊敬する人:マーティス・ワケナゲル

4年前に、マーティス•ワケナゲルさんの「エコロジカル・フットプリントー地球環境持続のための実践プランニング・ツール」を読んで、衝撃を受け、そして「いつかこの人の下で働くのだぁ」と、かってに決めていた。

こうして、グローバル・フットプリント・ネットワークでマーティスさんの下で研究ができるなんて、なんて自分は幸運なのだろうと、あらためて思う。

先日ある研究者の方が「地球の未来について、あなたは楽観的ですか、それとも悲観的ですか?」と質問した。それをうけたマーティスさんは、即座にこう返答した。

「楽観的か、悲観的か。それは観客がいうことだと思います。どんなに試合前にナーバスなサッカー選手でも、フィールドにたてば、楽観的か、悲観的か、そういうことは考えない。考える事はゴールのことだけ。持続可能な発展は、楽観的か悲観的かの質問ではなく、達成しなければいけないこと。考えなければいけないことは、”どう達成するか” ではないでしょうか。」

4年前の衝撃は、今でもしっかり続いている。

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May 11, 2010

「英語喉」マップ

「英語喉」の、セクション1〜4のマップ化してみました。最初のマップは「セクション1〜3」、2つめのマップは「セクション4」です。画像をクリックすると拡大してみることができます。

セクション1:のど
セクション2:こきゅう
セクション3:ぼいん
セクション4:しいん




詳しい説明は、書籍「英語喉」をチェックするか、または私のもう1つのブログ「英語喉物語」を訪ねてみてくださいね。


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May 9, 2010

これでもか!

先週の金曜日は、以前から公私ともにお世話になっている花王株式会社の田中さんと藤井さんと一緒に、大リーグの試合を観戦。開放的な球場の雰囲気の中で飲むビールは格別です。

昨日(土曜日)は、フェリーでオークランドからサンフランシスコへ移動。そしてフェーリー・ターミナル近辺から出ている、時代を感じさせるレトロな電車で、Fisherman's Wharfへ。

藤井さんは、とても電車に詳しく、いろいろと説明をしてくれて勉強になりました。少年のように電車を語る藤井さんの表情をみながら、「こうして語れることを持つ人生の豊かさ」を感じました。そして、語れる仲間が世界中に広がれば、それは贅沢の極みです。

Fisherman's Wharfでは、オイスターのサンドイッチに、カニ料理、そして赤ワイン。田中さんは世界中(特にスペイン!)の美味しい料理を味わって来ているので、100%の信頼で、いつの間にか注文は田中さん任せに。

パンをカニ味噌の部分のタレにちょこっと浸し、それを赤ワインと一緒に食べると、あ〜これ以上の幸せはいりません状態に突入。

「これでもかっ」という感じの美味さです。


エコロジカル・フットプリントや、日本の環境に関する課題そして可能性を、自然に笑顔がこぼれる料理を囲みながら、こうして語れるなんて。。。。うーん、さらに頑張らねば、という気持ちで一杯です!

電車の藤井さん、食事の田中さんはまさに最強コンビ!

今後とも、どうぞよろしくお願いします。


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May 3, 2010

Trends in Sustainable Development


国連・経済社会局(UNDESA)から、新しいレポート Trends in Sustainable Development – Towards Sustainable Consumption and Production:: 2010-2011が発行されました。

同レポートは、資源採取・使用におけるトレンドと、人類が活動が与える地球のエコシステム/生命維持システムへの負荷をまとめたもので、エコロジカル・フットプリントのデータもふんだんに使用されています。

UNDESAのウェーブ上から、無料でダウンロードすることができます。


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Apr 28, 2010

バランス

今年のテーマのひとつは、研究以外の生活を充実させることです。ブログの記事も、研究以外のテーマをできるだけ探して書いているつもりですが、まだ少ないですね。やはり頭の中は研究のことを考えている。(最近は英語喉のことを考えている時間が多いかな?)。

自分の目指す生き方は、バランスの取れた人生
研究も真剣にやりますが、生きていることをしっかりと感じたい。
自然を感じる事も忘れたくない。

社会システムを変革することも重要ですが、
バランスの取れた人生を実践し、
それが次の世代へ受け継がれることも、
とても大切なことだと思っています。




Apr 22, 2010

UAE ecological footprint animation


UAE ecological footprint animation (English)- EWS WWF from WWF on Vimeo.
アラブ首長国連邦は、世界で一番エコロジカル・フットプリントの大きな国(アメリカは第2位)。もしも世界中の人がアラブ首長国の人々と同じ生活をすると地球が4.5個必要となります。

上記ビデオでは、その事実をとてもきれいに、しかもクリエティブな手法をつかって表しています(お店の看板に注目!)。

アラブ首長国連邦国のエコロジカル・フットプリント分析は、私も参加したプロジェクト。ビデオ内に出てくる「家計は全フットプリントの57%を占めています..」のくだりは、私が担当した計算です。こうして自分の研究が映像の一部として表現されると、日々の業務と社会のつながりを実感することができ、さらにやる気がでます。

ガンバラネバ!

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Apr 20, 2010

あなたの暮らしは地球何個分?


私が所属しているグローバル・フットプリント・ネットワークから、個人のエコロジカル・フットプリントが計算できるツール「Footprint Calculator」が発表されました(無料)

利用方法
1.Footprint Calculatorのページにいきます。すると世界地図がでてきます。(地図上の丸印が、現在個人診断クイズのできる国です)。
2. 日本をクリックしてください。すると上のような画面に変わります。日本語をクリックすると日本語に切り替わります。
(もし現在住んでいる国が、日本以外の場合は、該当する国をクリック)
3. 1つ1つの質問に答えていくと、あなたのエコロジカル・フットプリントが計算されます。

このエコロジカル・フットプリントの個人診断クイズ、学校の環境学習の授業に取り入れると、個人個人の生活と環境問題の関係をイメージして考えやすいのではないかと、思います。

どうぞお楽しみください!

尚、Macのサファリを利用している方は、日本が見えない場合があります。現在修正中なので、今しばらくお待ちください。



Apr 15, 2010

モチベーション3:0

島岡要さんのブログ「ハーバード大学医学部留学・独立日記」で「やる気の正体」という記事があります。アル・ゴアの元スピーチライターでベストセラー作家のダニエル・ピンクの最新刊「Drive: The Surprising Truth About What Motivates Us 」にある3つのモチベーションの段階を説明しています。(以下、島岡さんのブログより)

—モチベーション1.0(basic operating system):衣食住を満たすための生物としての基本的欲求に対する動機付け
—モチベーション2.0(the carrot and the stick / reward and punishment):ボーナスまたは罰金による金銭的動機付け
—モチベーション3.0(Internal motivation / mastery):人間的成長、知的興奮、社会への貢献などより高い次元での意味付けを持たすことによる動機付け

今回、下記に貼付けした3つの動画は、モチベーション3:0を、デザイン力、遊びの力で表していると思います。

水を運ぶ道具の「デザイン」を変えることで、社会が変わる。

子供の「遊び心」で、水をkくみ上がる。

音の出る階段で、人々の行動パターンを変える。

「持続可能な社会」とは、こういう流れの延長線上にあると、思います。




Apr 14, 2010

英語喉

上川一秋さんとジーナジョージさんの著書「英語喉50のメソッド」と「機関銃英語が聴き取れる」

4月6日にジャパン・タウンの本屋で購入した「英語喉」。何気なく手に取ってみて、やられました。やっとたどり着いた、「いままでどこにかくれていたんだ」という感じ。

その本には、英語の発音は口の形ではなく、喉(のど)から音を出す「のど発音」を「3ビート」に乗せるのことが基本だと主張。喉発音を教える時に紹介される「あくびエリア」と「げっぷエリア」のポイントが、特に面白い。

いままで自分で試行錯誤しながら「英語らしい音」を出せるように工夫してきましたが、近いようで「決して重ならない」、音が違うというのは分かるのだけどそれが「なぜ」なのかわからなかった。

まるで、「歌が苦手なのに、毎日カラオケに連れて行かれる」ような気分で、どこかに「???何故だ、なぜ近づかない」と感じる発音生活。

でもそのおかげで、上川さんの書いてあることが頭の中で、これまでの経験とすとんすとんと重なり、「あれは、そうゆうことだったのか!!」とすとんすとん納得。人気爆発です。

上川一秋さんのブログ
KAZ'S GANBARE COLLEGE
著者の動画をあつめたサイト

本書の推薦の言葉で、東京大学大学院教授の苅谷剛彦先生は本書について「天動説と地動説の違いくらい革命的な英語の教則本が登場した」と表現していますが、私もそう思います。

今まで、どれだけ長い時間、星空を見上げて考えて来たことか、ふうぅ〜。

毎日、仕事が終わった後、アパートで練習中。発音の覚え直しの作業です。でも、これまでの「発音本」と違って、楽しいし「1+1=2」なのだ、と腑に落ちる感覚がある。RとLの発音や、あいまい音が、こうゆう風に発音するとは。。。なぜ、200年もかかってしまったのだ。。

本をちょこっと読んだ次の日から、英語が30%くらい話しやすくなりました。というのは、口のカタチなど考えないでいい分、話す内容に30%よけいに集中できるから。

あとは、やるだけなのだ。
楽しく続けるのだ。



Apr 5, 2010

小さいこと、大きいこと

もう2ヶ月以上前(!)になることだけど、泉清彦さんがサンフランシスコに遊びに来てくれた。メキシコ旅行から日本に帰る途中によってくれた。年はずっと下だけど、刺激をたくさんもらった。躍動感のある清らかさ、という感じかな。昔からそうだったけど、(アメリカに来てもっと強くなったこと)は年齢をあまり気にしない。そのおかげで、本当にいい出会いや、学びがある。

年齢を気にするほど、人間の人生は長くないのでは?と思うがどうかな?例えば、蝉が「お前は1日遅く地表にあがって来たから、まだまだ青いな」とか、1日早く地表にあがって来た長老蝉(?)に「はい、はい、誠にすいません」と言っていたら、間違いなく、私たちは「そんな小さい事考えないで、今を生きなさい」と活を入れてあげるだろう。地球から観たら、人間もそうではないかな?

と話が大幅にそれましたが、泉さんとの出会いは、蝉は蝉として、人間は人間としての、いい出会いだったと締めくくりたいのであります。再会が楽しみ。

写真は、泉さんと一緒にいったオークランドにあるハンバーガー屋。8〜10ドルですごくボリュームがあります。すべて泉さんが撮った写真(別の写真はこちら)。やっぱり本格的にカメラをしたいなぁ。泉さんの兄、泉雅史さんのイラストもすごくいい。要チェックです!





Apr 4, 2010

シンプルでいいものを、少なく

最近「よしっ」と思える瞬間は、モノが減った時。

所有している物が減った時
頭の中の不必要な思いが減った時

物質的にも精神的にも
シンプルでいいものを、少なく

目標は「明日、富士山に登りたい」と思えば
すっ飛んで行けるほどの、シンプルな状態

たくさん抱えていたら、無理でしょ

また次の「よしっ」を目指して頑張るのだ!



Apr 2, 2010

サンゴの移植

以前申し込んでいた「サンゴの移植」が、無事に完了したという報告をSee Seedさんから受けました。

スタッフのみなさん
どうもありがとうございました。

海で笑っているサンゴ
新しい繋がり

以下、Sea Seedさんのホームページより:
ーーーーーーーーーー
あなたの代わりに海へサンゴを移植してきます。移植終了後、サンゴ移植完了報告書(海からの感謝状)を、郵送いたします。

報告書には、移植した緯度経度、実際に移植したサンゴとあなたのネームプレートの写真、あなたのお名前、移植した日付が記載されています。

Sea Seed site 海に帰ったサンゴたちへも掲載されます。
サンゴ移植申込  ¥3,500
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



Apr 1, 2010

母の言葉

「苦しい事や、つらい事があったら、その気持ちを覚えておきなさい。そうすれば、同じように苦しんでいる人を、自分の事として助けてあげられる人になるから。」と, 小さい頃に、母に言われたことがある。

アメリカ生活を初めて間もない頃、「言葉の壁」で悩んでいる時、
その言葉をふいに思い出した。

そして考えてみた。

戦前、地方から出稼ぎのため上京し、地方のなまりで苦しんだ人たちのこと。発展途上国の、文字が読めず、発展の波の前でもがいている人々のことを。これまで「識字率」のことを真剣に考えた事などなかった。

きっと僕らはどこかで繋がっているのだと思う。
自分のことのように感じる限り。

正直に言って自分のことで精一杯の毎日。
年々重くなる母の言葉



Jan 17, 2010

「個人的なニュース(2009年度版)」

新年あけましておめでとうございます。

研究の方は、年明けから2週間が過ぎ個々のプロジェクトも順調に進んでいます。サンフランシスコに引っ越してから、まだ自分の部屋にインターネットを繋げていないため、だいぶ更新が途絶えてしまいました。

ちょっと遅くなりましたが、毎年行っている「個人的なニュース(2009年度版)」を、今回は研究を中心にまとめてみました。

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「個人的なニュース(2009年度版)」

Global Footprint Network
まず、経済協力開発機構(OECD)が2009年度版の産業連関表を発表したことに伴い、2008年度に作成した環境拡張型産業連関分析を利用したエコロジカル・フットプリント分析のモデルをさらに拡張することができた。これで、同一の計測フレームで40ヶ国の産業別/最終需要別/家計消費別フットプリントの測定することが可能になり、産業構造と消費パターンを考慮に入れたを比較分析の精度を高めることができた。

さらに、エクアドル(キート)カナダ(オントリオ)、ポルトガル(カスカイス)プロジェクトを通して、地方のフットプリント分析の枠組みも固める事ができた。アラブ首長国連邦のに参加できたことも大きい。経済統計資料の整備が整っていない同国で、どのように分析を進めて行くべきか学ぶ事ができた。ちょっとしたサプライズは、私も参加した個人のフットプリントを測定す「個人診断クイズ」がCNNニュースで取り上げられたこと。

個人的に興味がありこれまで研究プロジェクトに使用してきたビジュアリゼーションのテクニックが、研究所内に浸透し仕事の一部になってきたこともうれしい。今は、ビジュアリゼーションは、研究対象の一部だと認識していきたい。

学会、講演会、勉強会
さまざな学会や講演会に参加することができ、視野をひろげることができた。5月にワシントンDCで3日間にわたり開催された米国エコロジー経済学会(United State Society for Ecological Footprint)の会議では、専門の異なる研究者が共通のゴール(持続可能な社会)を目指すことの喜びを確認できた。尊敬するハーマンディリ教授の講演会も強く印象に残った。(1, 2, 3)

7月には大阪大学で行われた国際会議「持続可能社会への移行戦略 〜循環型社会構築に向けた国際研究イニシアティブ」に参加した。同会議で特に印象に残ったキーワードは「産業物質代謝:Industrial Metabolism」(1,2, 3)

バークレー大学の春学期(1~5月)には、聴講生としてRichard Norgaard教授の「エコロジー経済学」を受講し、エコロジー経済の歴史と、「共進性:co-evolution」理論を学ぶ事ができた。「答えより多い疑問」の中で理論を構築していくことの難しさを改めて認識し、その中で研究を進めていく覚悟を固めることができた。

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以上の経験を通して、これからの研究のキーワード「共進性: Co-Evolution Theory」「産業物質代謝: Industrial Metabolism」「ビジュアリゼーション: Visualization 」が見えてきました。

つまり『産業物質代謝を共進性の観点から分析し、持続可能な発展に社会がシフトするための方向性を探る。エコロジカル・フットプリント分析、産業連関分析は「産業物質代謝」を測定し、ビジュアリゼーションは研究結果を立体的に示すためのツールとしての位置づけ。』

これで昔から漠然と抱き続けてきた「自然から学びたい」という思いと、研究を結びつけることができました。

このように、2009年度も多くの「気づき」を持つ事ができたのも、
みなさまの支えのおかげです。

研究を通して「感謝の気持ち」を示していけるように、
これからも、努力を重ねていきたいと考えています。

本当に、どうもありがとうございました。
今年もどうぞよろしくお願い致します。


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Dec 21, 2009

グーグルを使ったプチ「比較文化」

グーグルを使ったちょっとした遊び:比較文化編

今日、「会議」のイラストを日本語版と英語版のグーグルを使ってさがしていたら、おもしろいことに気づきました。それは検索結果から日本とアメリカ(英語圏)の「会議/Meeting」に対するちょっとした文化の違いを垣間見ることができること。

日本語版グーグル「会議」
英語版グーグル「Meeting」

両方の検索イメージざっと見比べてみると、日本の検索結果画像では、どちらかというとテーブルの上の書類を見ながらかがみかげんの人が多いのに対して、アメリカでは発言者に視線を向け椅子に深々と胸を張って座っている人が多い。日本の「会議」の画像は、どことなく「重い」感じがするのに対し、アメリカではリラックスしている、などなど。

小学校の社会科などの授業で、このグーグル検索を使って簡単な「ぷち」比較文化をやってみても結構面白いかも。各自が気づいた「違い」をどんどん出し合って、それをカテゴリー分けし、最後にその「イメージの違い」はどのような「文化の違い」から生じているのか考えていく授業。

例えば、上記の検索イメージの違いをもとにして、『このようなイメージの違いは、日本文化(会社文化)で、会議は「聞く」ことに重点をおいているのに対し、アメリカ文化では「発言」することに大切にしていることから生じているのではないか』という仮説も立てることができる。つまり「イメージ(右脳)」から「論理(左脳)」を導くいい練習。

仮説を立てることができれば、あとはそれが正しいのか、実験する方法を先生が教える(または教える事ができる人を紹介する)ことができれば最高。「魚(答え)をあげるのではなく、「釣り方(方法)」を教えてあげる。

さてさて、話は戻って「新年:New Year」ではどうだろう。

日本語版グーグル「新年」
アメリカ版グーグル「New Year」
中国版グーグル「新年」

日本「初日の出/食事」、アメリカ「花火」、中国「赤」
うーん、いろいろなイメージがあるもんですねぇ。同僚のDavidにこのことを話したらとても興味をもってくれた(^^

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Dec 14, 2009

日本語+英語=「スプリンター」=沖縄の方言

月曜日の朝は、主に週末に送られて来たメールの山に、ひとつひとつ対処していくことから始まります。

先月から日本関連のプロジェクトもいくつか動き始めているので、英語のメールに返信した後に、日本語のメール、その後に英語....メールを書くことが多くなりましたが、それを続けていると、だんだん自分が何語で書いているか分からなくなるときがあります。

英語がネイティブなみにできるひとは、英語と日本語をしっかり分けて考えきれると聞いた事がありますが、私はまだまだそのような「安住の地」には到達していないので、なにか「混沌」とした感じになります。例えるのならば、頭に日本語版と 英語版のWindowsをインストールしてソフトを動かしているようなものでしょうか。セパレーションがない。

でも、本当に不思議なものですよ。英語、日本語、英語....とメールを書いていると、最初は、まあまあ両方ともしっかりと書けても、2時間もすると、徐々に「混沌」とした状態になり、「何語だっけ」という感覚に落ち入ります。

それを過ぎるとフッと何も考えないで指が勝手に動くという「極地」に5分程達します。昔あった漫画「スピリンター」の主人公が酸欠の極限まで走り光の世界に入るような感覚はこれか!しかしそのような状態は、あっけなく過ぎ去り、これまた不思議ですが、徐々にメールの内容とは全く関係ない「沖縄の方言」がぽんぽん頭に浮かんできます。

何はともあれ、今回動き出している日本関連のプロジェクトが本格的に始動すれば、日本におけるエコロジカル・フットプリント分析もかなり厚みをましていくので、本当に楽しみにしています。2010年は、日本があつい!



Dec 13, 2009

引っ越しの下見へ

年内に、現在住んでいるオークランドからサンフランシスコへ引っ越しを予定しており、今日は、リストアップしたアパートメントの2件を下見に行きました。来年度も、がっちり新しい経験をしていきたいので、これまで住んでいる場所とはがらりと違い、あえて市街地のど真ん中を探しています。

アパート探しに便利なサイト:
Craigslist「住宅やアパートだけでなく、仕事などの情報が満載」
Muni(トランスポーテーション)やサンフランシスコの地図
Bart(電車)線路図とスケジュール

今日のブランチで食べたイタリア?のパスタ($7)。名前は忘れました。新しいものに食べることが大好きになったのですが、それを表現するボキャブラリーに乏しく、うまく伝える事ができません。食材もまったくわかりません。

でも、せっかくなのでこのブログで、いろいろな食べ物を紹介しながら、しっかりとした記事を書けるくらい成長していきたいと思っているのでしばしお待ちを!

全部の記事が、食事になったりして....


Powell駅で躍動感あふれるパフォーマンスをみせる4人の演奏者と、それをうれしそうに眺めていた子供

3匹の子犬を連れに、トコトコと歩いていた人。写真からは分かりませんが、子犬の一匹は「一番」と書かれたはっぴを着ていました。

とってもはっぴーな感じでした (^^

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Dec 12, 2009

土曜日の朝



小雨が降る土曜日の朝、いつものように近くのコーヒーショップへ。沖縄にはない紅葉を観ながら歩くのが好きです。

今日のブランチは、モッチェレラチーズとトマトソースのピザ(700円)生地はサクサクしておいしいけれど、何かが足りない。う〜ん、なんだろう?

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Dec 11, 2009

John Francis: Planetwalker

ここ最近は、毎朝、コーヒーショップでジョン・フランシス: John Francis 氏の「PlanetWalker」を1章づつ読んでから出勤することが日課になっています。車を捨て22年間徒歩の生活を続け、17年無言を貫き通した彼の半生。新しい出会いの予感がします。

"Because we are the environment, and how we treat each other is really how we're going to treat the environment" by John Francis

同僚のブラッドに、そのことをちらっと話したら、1分後にはスカイプでジョンさんの講演動画「ジョン・フランシス、地球を歩く:John Francis walks the Earth」のリンク先が送られて来た。はやっ 何時もながら、彼の反応の早さに感心させられます。見習わねば。今、この記事を書くためにネットを調べたら、翻訳本も出ているようですね。

以下は紀伊國屋書店BookWebより
プラネットウォーカー―無言で歩いて、アメリカ横断17年
原書名:Planet Walker(Francis,John)

詳細:
時速100キロで車を飛ばし、自由気ままな生活を送っていたジョン。が、ある日、サンフランシスコ湾の大規模な原油流出事故を目撃し生活を一変。車を捨て、徒歩の生活を始める。いぶかる周囲と言い争いをしないため、口も完全に閉ざした彼。

そして、西海岸から徒歩で東海岸に住む家族の元へと、数千キロに及ぶ旅を始める。旅の途中で大学に入り、口をきかないまま博士号まで取得。そして、ついには…。一途に信念を貫いた男の物語。

フランシス,ジョン[Francis,John]
歩くことを通じて環境保護への意識を高め、世界の自然保護と平和への貢献をめざす運動を展開するNPO「プラネットウォーク」設立者。南オレゴン州立大学で学士号、モンタナ大学で修士号(環境学)、ウィスコンシン大学マディソン校では博士号(土地資源研究)を取得。米政府の環境問題のプロジェクトチームの一員や国連の親善大使などとして活躍。現在、歩くことを通じて環境問題を学ぶ教育プログラム「プラネットラインズ」の構築に取り組んでいる

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Dec 10, 2009

アニメ「The Story of Cap and Trade」

排出権取引制度のキャップアンドトレード(Cap and Trade)について、疑問を投げかけているアニメ「The story of Cap and Trade」

肯定派である、2008年にノーベル経済賞を受賞したポール・クルーグマン:Paul Krugmanの記事や講演と対比させてみると、より多面的に考えることができます。

An Affordable Truthニューヨークタイムズ(12月6日)
Paul.Krugman:The Return of Depression Economics


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Dec 9, 2009

自分が受けたかった授業

英語教育の重要性、それに伴う英語教師のレベル向上がよく議論されていますが、個人的にはちょっと違う視点をもっています。それは高い語学力を持つ「社会科」の教師の重要性。

すべての国民が英語(または他の言語)を習得することは、日本の社会で生きていく上では必ずしも必要ではありませんが、社会科授業を通して絶対に身につけないといけないことがあります。それは「真実は相対的なもの」だということ。

学校のテストとは違い社会は「ひとつの正しい答え」というものは存在しません。立場が変わればその解釈もまるで変わってきます。例えば、コロンブスは危険な航海を経て「アメリカ大陸を発見した英雄」だという立場は、アメリカ原住民からしたら「侵略者」という解釈に変わることもあります。

新聞を含むすべてのマスコミを信じないという人と、マスコミを盲目的に信じ込んでしまう人は同等に危うい。それはどちらの立場も「真実は相対的なもの」として捉えきれず、ニュースの背景にあるさまざまな利権を分析することをやめ、一種の思考停止状態にに落ち入る危険性があるからです。

以前、小学校の先生が「新聞を絶対信じてはいけないと常に生徒に言い聞かせている」と胸を張って(本当に自信満々だった)言った数分後に、別のトピックでは、自分の議論の正当性を示すために新聞記事を「胸を張って」引用するのをみた。これは特に例外なことではなく、日常的に見られることでもある。

社会科の先生が、高い語学力をもち、1つのニュースを「日本のマスコミはこういう風に報道したが、ヨーロッパではこう、中国では、アメリカでは....」などと、多面的に紹介し、答えではなく考え方を教えることができれば、どんなに有意義な授業だろうと思う。歴史の授業にしても、世界各国の教科書を較べて分析していけば、かなり面白いと思う。またはスカイプなどのインターネットのテレビ電話を利用して、諸外国の社会科の先生と合同で授業していくのも楽しそう。

こういった社会科の授業を数年も受けていれば、相対的な社会から自分の「暫定的」な答えをさぐる能力を自然に身につけていけるはずである。それだけでなく、世界中のニュースや文献から分析する先生の姿を見て「自分も英語(または他の言語)をやってみたいなぁ」と考える生徒が自然にでてくると思う。英語の先生の仕事は、その生徒の自然に生まれた好奇心をしっかりとサポートという位置づけが適切なカタチだと思う。

そんなことを現在の「温暖化問題(正確には気候変動)」と「原子力発電」の議論を読んでいて考えました。

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Nov 7, 2009

効率よく沈む船

エコロジー経済学と従来の経済学の大きな違いは?とよく聞かれますが、高名なエコロジー経済学者であるハーマン・デイリー:Herman Daly 教授は次のように述べています。

従来の経済学が資源配分(効率性)と富の分配(公平性)を目標にしているとすれば、エコロジー経済学はそれにもうひとつ経済の適正規模を考えていくものである。(1)

デイリー教授は、また、それを次のような例でイメージ化しています。

荷物を積み込み過ぎた船が、いま沈みかけているとする。荷物は不均等に並んでいる。乗務員は荷物を必死に「効率かつ均等」に並び直そうとしているが、並び直したからといって船が沈むことにかわりない。いわば「効率よく船が沈む」だけのことだ。(2)

腑に落ちる表現です。

Nov 5, 2009

“PLAYING FOR CHANGE” 音楽プロジェクト

素晴らしい試みだ!

“PLAYING FOR CHANGE”: (1)
国境を越え、人種を越え、文化や宗教も越えて、世界中のミュージシャンがひとつの楽曲を歌い、奏で、つないでゆく音楽プロジェクト。

このプロジェクトには五大陸にまたがる出会った事のない、その時点では無名の100人以上のミュージシャンたちが、ひとつの楽曲を通じて、お互いに理解しひとつの美しいハーモニーを奏でる。

ひとりひとりがしっかりと世界とつながっていく「希望」が、このプロジェクトにはある。

この発想(通信技術の使用方法/ネットワーク/テーマ等)は、環境問題への取り組みにも十分応用できると思う。

おもしろい世界になってきましたよ。



Nov 1, 2009

Justin & Audrey 結婚式

研究所の元同僚であるJustinと Audreyの結婚式が、先月10月3日にありました。まだ、ブログに写真をアップしていなかったのに気づき、今回改めてアップ。式は海岸沿いにシンプルに設置された場所で、身内を中心にとてもアットホームな温かい結婚式でした。

BGMを奏でる演奏家の方。日本でならバイオリン等の生演奏は「格式高い」感じもしますが、こちらではもう少し生活に近い感覚をもっているような気がします。

路上で、バイオリンや、クラシックギターや、トランペットを演奏する人たちも普通に目にします。






式のあと、楽しそうに踊る参加者。ロック、クラッシック、タンゴと、子供からお年寄りまで輪になって踊る姿は、観ているだけでとても心温かくなるものでした。沖縄で言えば結婚式最後の「カチャーシー」にあたる場面ですね。

Justinと Audreyは、私が2年前にグローバル・ネットワーク・ネットワークで研究を始めてから、本当にいろいろなアドバイスや、楽しいイベントをシェアーしてくれました。そして今回、二人の結婚式に参加できたことは、何よりも素敵な思い出。

Justin, Audery、これからもお幸せに!
次はLittle Justin Audreyを楽しみにしていますよ!








Oct 30, 2009

ちゃっか、ちゃっか

同僚のDavid(イギリス)に、産業連関分析の概念と計算方法を、エクセル(表計算ソフト)を使いながら教えていたら、彼のコンピューターの使い方に感激していてしまった。私が基本的な計算方法を教えるとすぐに、「ちゃっか、ちゃっか」ものすごい早さで計算式を書き込んでいく。私の3倍くらいの早さで!

なんでも前の職場でマウスを使わず仕事をすることを叩き込まれたらしく、ショートカット・キーを駆使して、仕事をすすめていくスタイル。彼のパソコンの操作を観ていると、まるでE-mailでも書いているように、「ちゃっか、ちゃっか」調べ物や表計算をこなしていく。それを間近でみて、ひさしぶりに心から「Cool(かっこいい!)」と叫んでしまった。

早速、いろいろとショートカット・キーの使い方を教えてもらう。もちろん簡単なキーは知っていたんですよ。でもそれ以外でも、本当に便利なショートカット・キーがあるんですね。作業が「さくさく」いくって、こういう事をいうのでしょうか。今日は軽い興奮状態で、研究を進めることができた。こういう日があると、「生きていてよかった」と心から思える、幸せのハードル低い私です。

Davidとの勉強会は、1日2時間程のペースで来週末まで続くので、この際だからCoolにパソコンを使えるように頑張ろう。さらにDavidには、私の英語の表現がおかしかったら適切な表現方法を教えてもらうように頼んであるので、「私が分析手法をDavid」に、「Davidが英語とパソコンを私に」と、なんともすばらしい勉強会なのだ。来週も楽しみ!





Oct 28, 2009

研究の心構え「喜びは心に、課題は頭に」

2日半にわたって行われたアラブ首長国連邦からの研究チームとグローバル・フットプリント・ネットワークの合同テクニカル・セミナーが終わった。2008年度版・国際フットプリント勘定: National Footprint Account 2008 editionの結果から、アラブ首長国の一人当たりのエコロジカル・フットプリントは世界一高いことがわかっている(1)。それは主に石油マネーによる国内投資による影響が大きい。今回の合同セミナーでは、フットプリントを削減していくために、どのような環境政策提言が可能なのか、それを探るためのシナリオ分析についてディスカッションした。

これまでの研究会で一番充実したものになった。26日の記事でセミナーに参加した研究者の出身国について勘違いがあった。実際は、アメリカ(1)、イギリス(1)、イタリア(1)、ギリシャ(1)、アラブ首長国連邦(1)、コロンビア(1), パキスタン(1)、そして日本(1)の計8人。偶然にも参加者全員が異なる国から来ている事になる。こうして、異なる国から来た研究者が、プロジェクトを通して一つに成る感覚をこんなに深く感じたことはなかった。

セミナーが終わって参加者全員でランチを食べている時、ギリシャ出身の教授が私に歩み寄り「あの研究モデルを作ったのは君かい?」と尋ねてきた。何か間違いでもあったのかと思い戸惑いながら「はい」と返事すると、「これまでみたモデルの中で一番きれいですばらしいものだったよ。ありがとう」とまったく思いもよらない言葉をかけて頂いた。

変な言い方だけど、「俺も、生きていていいんだ」と感じた。

以前、筑波大学の教授から「研究に関して、褒められたことは今すぐ忘れなさい。しかし、批評や意見は死ぬまで忘れないように。それが研究を続けるために必要な心構えだ」と教えていただいたことがある。これはとても大切な心構えだと思う。しかし、なぜか物足りない気がしていた。

帰りの電車の中で、自分なりにそれをアレンジしてみた。

研究の心構え「喜びは心に、課題は頭にとどめる」

研究はやはり人と人のつながりから生まれる。今回のように自分の研究を認めて頂いた喜びを心に刻みつつ、更なる精度向上のための課題(批判・意見)は頭に『死ぬまで忘れずに」、1つ1つ前に進んでいく。それが一番自分のイメージする「幸せ」に近い気がする。ちなみに「喜びは頭、課題は心」にしてしまうと、ちょっとまずい(^^

過去も未来も含む「今」をしっかりと生きていきたい。



1) 生きている地球レポート 2008: Living Planet Report 2008 14ページ参照。


Oct 26, 2009

場数が人を育てるのではなく、育つためには場数が必要

今日から3日間の日程で、アラブ首長国連邦からプロジェクト関係者の4人が、グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)のオフィスを尋ねている。双方の計算手法の意見交換とそれを踏まえた今後のプロジェクトの更なる精度向上が今回の狙いだ。

私は「環境拡張型産業連関分析を利用したエコロジカル・フットプリント分析」の計算手法と、それによって導かれる1)最終需要別フットプリント、2)産業別フットプリント、3)家計消費別にみたフットプリント:Consumption Land Used Matrix (CLUM)の計算結果の意義、最後に精度向上のための課題を2時間半程の長さのプレゼンテーションをした。自分が伝えたかったポイントがきちんと伝わったことがわかり、ホッとした。

今回できたこと:
  1. 一人一人の目を見ながら落ち着いて説明ができた
  2. パワーポイントの構成と、スライド1枚ごとのイメージと文章のバランスが分量が丁度よかった。
  3. 専門用語をど忘れした時もあせらず、簡単な英語を利用してきちんと説明ができた。
今後の課題:
  1. 重要なキーワードや文献は、発音・スペル等を完璧に言える/書けるように。
  2. 参加者の名前をプレゼン前にしっかりと覚える。
  3. つなぎの英語のフレーズをスムーズに出せるように。
プレゼンは場数を踏めば踏むほどよくなるのではく、何度も何度も課題を克服しながらプレゼンを1つの作品として仕上げて行くために「場数」が必要だというのが正解だと思う。良い所はどんどん伸ばしつつ、課題は克服できる事からひとつずつ。

今回のセミナー研究発表に参加しているのは、アメリカ(1)、イギリス(1)、イタリア(1)、ギリシャ(1)、アラブ首長国連邦(2)、そして日本(1)の計7人。プレゼンをしながら、自分がイメージしていた世界、または少し変な言い方ですが「帰りたい場所」に近づいていることを実感できてうれしかった。

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Oct 20, 2009

10年のような1年が過ぎていた

知らないうちに、こんなにも時間が経過していた。いろいろと貴重な経験をもて充実した時間を過ごしていました。こういう時こそ、ブログに記録しておくべきなんでしょうけどね。

グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)に研究者として勤務して早いもんで1年。早いと書きながらも10年以上過ぎたような感覚もある。入社した当初は、アメリカ独特の「大雑把でスピード感のある」仕事のスタイルに慣れることと、やはり英語で仕事をするというストレスで帰宅前には頭が痛くてふらふらだった。最初の3ヶ月は環境拡張型産業連関分析を利用したエコロジカル・フットプリント分析が仕事の大部分を占めていた。

1年たった今、だいぶ仕事にも慣れ、仕事の内容も計算60%、テクニカルレポートや関連論文の作成20%、プロジェクトの提案10%, ミーティングの準備等と、バランスがとれていて、あまり疲れることなく楽しく研究をつづけています。

だからといって、この状態がゴールではない。仕事をそれなりにこなせて、英語でのやりとりもどうにかこうにかやれるようになったというだけ。もっと広い世界を経験するためにも、さらに高い「専門性」さらに高い「コミュニケーションスキル(英語)」を身につけていきたい。例えるならば、今は富士山の5合目あたり。一歩ずつ一歩ずつ前に。



Sep 20, 2009

カルガリー・レポート2008

カルガリー地方(カナダ)のエコロジカル・フットプリントを分析したレポートが、インターネット上からPDFファイルとしてダウンロード可能です。Calgary's Ecological Footprint Baseline Report 2008

私の担当は、カナダのフットプリントをトップ・ダウン・アプローチで最終消費項目別に再分配し、それをもとにしてカルガリー地方のフットプリントおよびConsumption Land Use Matrix(CLUM)を計測すること。

分析手法として、環境拡張型産業連関分析を採用し、カルガリー地方の特徴をできるだけ、分析結果に反映させるために、カナダ統計局やカルガリー地方の統計資料(家計調査、消費者物価指数、二酸化炭素排出強度等)で細かな調整を行っています。カナダの場合、例えば発電手段を、水力に頼っているのか、それとも石炭に頼っているかによって、二酸化炭素排出係数に3倍程の違いがでてきます。

尚、カルガリー・レポートの日本語訳は年内には発表される予定です。
分析手法等に関する詳しいお問い合わせ:katsunori.iha@gmail.com 

写真上:Calgary wikipediaより


Sep 5, 2009

追いかけることはやめよう

今日は、サンフランシスコにある日本街のスーパーで日本食の買い出し。風邪をひいているわけではないけれど、やっぱりまだ体調がよくない。バランスの悪い食生活と、運動不足が原因だと思う。やりたいことは多いので、それを楽しむためにも体をしっかりさせないとね。

村上春樹の「海辺のカフカ:KAFKA ON THE SHORE」を読み始める。この前読んだ「アフターダーク:AFTER DARK」で、5〜6年ぶりに村上ワールドに再会したのだけど、やっぱりいい。読んでいるうちに自分の世界と小説の世界が解け合うような独特のけだるさ感が好き。

英語で小説を読んでわかったことは、いままでかなり「偏った英語の勉強」をしていたということ。先に書いた食生活と同じで、やっぱりバランスが大切。

サンフランシスコから電車でオークランドに向かう途中に海が見えた。海辺のカフカをバッグにしまいながら、「もう追いかけることはやめよう」と思った。過去、現在、未来、という時間の概念を超越すれば、すべてはすでに存在する。ただ、自分がそれを正しく見ていないだけ。心と頭のチューニングがその波長に合わず、感じることができていないだけ。

追いかければ追いかけるほど、追いつかない恐怖が、つまり死の恐怖がべったりとまとわりつく。もう追いかけることはやめよう。すべてはすでに存在する。

Aug 24, 2009

日記ですね

産業連関分析がらみで、現在参加しているプロジェクトは、カナダ・オンタリオ州:Ontarioとエクアドル・キト地方:Quito。

執筆がらみだと、アラブ首長国連邦のフットプリント計算をまとめたテクニカル・ノート。さらに経済協力開発機構(OECD)加盟国29ヶ国(アイスランドを除く)を含む40ヶ国の産業別フットプリントおよび消費- 土地利用マトリックス表 (CLUM)の推計方法をまとめた論文の推敲。

そして今日から、個人のエコロジカルフットプリントを推計できる「個人診断クイズ: Personal Calculator」の世界版のプロジェクトに参加。私の担当は、ずばり日本!(その他にも、南アフリカ、ブラジル、インドを含み10ヶ国前後を計測予定)

これで、
1) 国際フットプリント勘定:National Footprint Account
2) 産業別(最終需要別)フットプリント
3) 地方レベルのフットプリント分析
4) 消費- 土地利用マトリックス表 (CLUM)
5) 個人診断クイズ
とエコロジカル・フットプリント分析を「大きな川」のように例えるならば「上流から下流」を一通り経験した事になる。

それぞれの独立した計算フローチャートが、頭の中で「大きな地図」のように重なりあってきました。どこの前提条件をかえれば、下流におけるどの部分に影響を与えるか、それぞれの関係性をはっきりと把握でき、紙と鉛筆でブレインストーミングしているだけで楽しい。

秋以降、これまでの経験を生かし、自分の大きな目標の1つである「国際フットプリント勘定の精緻化」に働きかけていきたい。分析の課題は幾つかありますが(1)、まずは地域間産業連関分析:Multi-Regional Input Output Analysis (MRIO)による貿易関連のフットプリント(2)の向上が第一のテーマ。

話は大きく変わって、Mendeleyとdropboxの組み合わせも最高ですが、2009年度・8月時点でもっとも大きな出会いは「Moleskineの手帳」。過去の記事をチェックしてみると4月頃から使い始め、現在3冊目。いろいろ書き方を工夫していくのが好きで、昨日の自分を「よじ登っている感覚」がいい。ユーチューブでも多くのMoleskine愛好家が「おもろー」活用法を魅せてくれます。



参考文献:
(1)
(2)
Peters, Glen P. Opportunities and challenges for environmental MRIO modelling: Illustrations with the GTAP database. Science And Technology: 1-26.
Tukker, Arnold, Evgueni Poliakov, Reinout Heijungs, Troy Hawkins, Frederik Neuwahl, José M. Rueda-Cantuche, Stefan Giljum, Stephan Moll, Jan Oosterhaven, and Maaike Bouwmeester. 2009. Towards a global multi-regional environmentally extended input–output database. Ecological Economics 68, no. 7: 1928-1937.
Wiedmann, Thomas. 2009. A first empirical comparison of energy Footprints embodied in trade — MRIO versus PLUM. Ecological Economics 68, no. 7: 1975-1990.

Aug 20, 2009

文献管理ソフト:Mendeleyの活用法など

1)文献管理ソフト:Reference Management Software : Mendeley
2)オンライン・ストレージ:ドロップ・ボックス Dropbox
3)オープン・オフィース:OpenOffice

ずっと探していた組み合わせ。これで、ノートパソコンMacBookとインターネットへの接続環境さえあれば世界のどこにいても、無制限の参考文献+データを持っていくのと同じで、効果的に論文を書いていける。MendeleyはiTuneのように文献を管理・検索できるのでとても気に入っている。

この記事を読んで、さらに期待がもてた。ただ、このようなソフトは、日々進歩していくので、「どれが高性能だから、新機能が...」うんぬんに巻き込まれる事なく、自分の必要としている機能を含んでいたら、特に新しい物を追いかけようという気はない。

しかしながら、最近この話題で興奮気味。同僚のみんなといろいろアイディアを出し合って、研究の生産性を高める方法を話していると、楽しくてしょうがない。このMendeley(もしくは同様の機能をもつ文献管理ソフト)を、研究所で共有すれば、世界中から洪水のように押し寄せてくる論文の山(PDF)を、コントロールファイルに落とし込み、管理はMendeleyで行えば、かなりの時間を短縮できる。

自分が特に注目している機能は、Mendeley内で、PDFの文章内にハイライトを入れたり、コメント書き込んだり、そしてタグを貼ることができる点。しかも、それをあとから簡単に検索できるのだ。

プロジェクトの種類や、それぞれの研究者の専門によって、参考とする資料や、論文内の重要ポイントを絞り込む視点は違ってくる。それを、各個人で紙ベースで管理していると、せっかくの生きた知識を共有することが難しくなる。(可能であるが鮮度が落ちる)それをMendeleyで管理していけば、検索に「プロジェクト」と「担当研究員」の名前を打ち込むだけで、特定のプロジェクトに対してどのような資料を使用し、それぞれの研究員が論文のどの概念をもとに考えを固めていったのか、ものの1時間程で把握する事ができる。それを踏まえて、ミーティングを行えばより深く、ポイントを絞り込んだ議論を交わすことができる。

さらに、Mendeleyなどの文献管理ソフトは、論文内に参考文献を注入することも簡単にできるだけでなく、専門分野(提出ジャーナル)によって違う参考文献の表記法も、100以上の表記法から選ぶだけで自動であとから自由に変更できる事がいい。

それから、PDFをMendeley内に取り込んだ時、これまた自動で著者名、論文タイトル、出版元を読み取ってくれる。とにかくこれまで文献管理に取られていた膨大の時間をかなり短縮し、それによって生み出された時間を論文の構成やさらなる研究にふりわけることができる。

個人的には、Mendeleyが詮索結果をマインドマップの手法で、それぞれの論文の関連性を「見える化」してくれるということない。

あ〜書いているだけで興奮してしまう。眠れなくなると困るので、強制終了のボタンを押します。ポチ

注:イメージ写真はMendeley公式ページより。


Aug 18, 2009

夢と現実のさかいめに存在する『晩ブロ」

今日から「Handbook of Input-Output Economics in Industrial Ecology (Eco-Efficiency in Industry and Science) by Sangwon Suh (Editor)」を教材にしてBradと二人の勉強会をスタート。

毎週火曜日、約30分のペースを予定。この本は個人的に関心があるだけでなく、エコロジカル・フットプリントの精度向上につながるトピックばかりなので、かなり魅力的。実際、とても密度の濃い30分だった。お互い笑いが止まらず。 うれしくてね!

今回は第一回目なので、関係するキーワードを出し合い、それを私が大雑把に、それぞれの関係性をもとに線でつないでいく作業。最初にこれをやっておくと、建設的でポイントの絞った議論ができるのでとても重要なプロセス。これによって他の研究者から的確な知識のインプットも期待できます。例えるならば、世界地図を持たずに漂流することと、地図と「どこでもドア」をもって世界中で遊ぶほどの違いがある。ちょっと言い過ぎかな...Haha 

今日取ったメモを写真で掲載しましたが、これが今後まるで細胞分裂のように成長していく様子を常時紹介していきたいと思います。一種のセッションですね。

テクニカルレポートの下書き(12pege)は昨日で終了。あとはAleと詳細をつめる作業のみ。論文(またはレーポート)に関することで、最近盛り上がっているのが、文献整理: Reference Managementソフトの「Mendeley」。これは同僚のDavid (イギリス)が教えてくれたもので、簡単に言えば文献整理とFacebookを足したようなもの。とても簡単かつ効率的に膨大な論文を整理そして共有することができそう。ちなみに、このソフトはブログ記事「論文”群”をマネージメントする方法(1) でも、重要な役割を果たしますが、あくまでも補助的なツールとして活用します。


こうしてブログに書くことで、頭を整理した状態で1日を終えることができるので、とてもいい。晩酌ならぬ晩ブロ。

夜にみる夢が「物語」のカタチで様々な感情を整理しているのであれば、この「書く」という作業は一種主体的にみる「夢」といえる。

人間の脳は「夢」と「現実」をはっきりと区別することができない。ブロクを書くことで「主体的な夢」をみつつ、そして「夢のような現実」を再確認する。つまり「夢」と「現実」の境目の場所にブログが存在するわけであって..... otsukaresama...